視覚科学フォーラムの趣旨

  • 視覚系を理解するためには、さまざまな領域での研究が必要になります。光を受容するシステムの研究、視覚情報の初期処理過程である網膜の研究、認知に関わる高次視覚中枢の研究、心理物理学や工学モデルによる視覚の研究、眼科学や神経心理学など病態の研究などがあり、また、分子・細胞・神経回路・知覚や認知・行動といった様々なレベルで多様なアプローチがなされています。それぞれの領域で研究が進展するにつれ、研究分野は細分化し、各研究者個人がすべての分野をカバーすることができないことはもちろん、個々の研究の位置付けや体系的理解も困難になってきています。こうした現状をふまえ、自らの研究の位置づけをしっかりと認識し、密接に関連する研究領域の進歩を理解するために、上記のようなさまざまな領域で研究を進めている視覚研究者が結集し、相互を理解し、協力することが重要であると考えられます。視覚科学フォーラムはこのような認識のもとに1997年の夏に金子章道慶応義塾大学教授(当時)を会長として始められました。
  • 視覚科学フォーラムの運営

  • 視覚科学フォーラムは年に1回夏に研究会を行い、視覚に関わるさまざまな領域の研究者が参加し熱心な議論を行います。通常の学会とは異なり、固定した会員組織はもたず、メーリングリストに登録された研究者に研究会の案内が送られます。年会費はなく研究会参加費のみが必要です。視覚科学フォーラムの進め方については、会長とさまざまな分野から選ばれた10名の運営委員、および各年度の研究会を主催する大会長によって決められ運営されています。また学会のホームページおよびメーリングリストは現在大澤五住大阪大学教授のもとで管理されています。会長は1997年の発足以来金子章道慶応義塾大学教授(現名誉教授)、立花政夫東京大学文学部教授、小松英彦生理学研究所教授と受け継がれ、2009年より河村 悟大阪大学生命機能研究科教授がつとめています。会長および運営委員の任期は2年(再選1回可能)でメーリングリストに登録された会員の選挙により選出されます。現運営委員(敬称略)は以下の通りです。

    会長
    (任期 2009年1月1日から2012年12月31日まで)
      河村 悟 大阪大学大学院・生命機能研究科(光受容細胞の分子生理学)

    運営委員
    (任期 2010年1月1日から2011年12月31日まで)
      今井啓雄 京都大学霊長類研究所(網膜・視物質)
      中谷 敬 筑波大学大学院生命環境科学研究科 (網膜・生理)
      蟻川謙太郎 総合研究大学院大学生命共生体進化学専攻(エソロジー)
      谷藤 学 理研BSI(視覚皮質)
      阪口 豊 電気通信大学大学院情報システム学研究科(行動実験と計算モデル)
    (任期 2011年1月1日から2012年12月31日まで)
      伊藤 南 生理研;神経生理学)
      金田 誠 慶大・医・生理(網膜生理学)
      近藤峰生 名大・院・医・眼科(眼科学)
      七田芳則 京大・院・理・生物物理(生物物理学)
      七五三木 聡  阪大・院・医(神経生理学)

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    Last modified: May 9, 2011